2月3日といえば、節分。立春前日のこの日、季節の変わり目で陰(冬)と陽がけんかするこの時期に
鬼を追い出すことから始まったというこの豆まき行事。
2月3日の風物詩として、全国で行われている。
もちろん、四日市市内でも、毎年、盛大に行われている。
●海山道稲荷神社・狐の嫁入り(海山道町)
近鉄海山道駅のほんとうに駅前にあるこの海山道稲荷神社の節分は、珍しい。
普通の神社の豆まきとは、違った節分を迎える。
このあたりではとても有名だが、この2月3日に、「狐の嫁入り神事」が行われるのだ。
狐の仮面をかぶった男女(厄年の人)が、結婚式を行うという珍しい行事。
(もちろん、本当に結婚するわけではないので、あしからず)
新郎は、助白家の助太郎さん(漢字は確かではありません)。
また、新婦は、福徳家の福子さん。あんまりにも安易な名前の付け方ではないか?と
観客からは笑いも起こる。
豆まきを行う前に、嫁入りのパレードが行われる。そしてそのときには、なんと御祝儀袋が配られる。
実際にお金が入っているのかどうかは未確認(もらえなかった)だが、たぶん入っていそうである。
もう、その袋を配る人に群がる人々・・・・・・
袋をもらうために、たかっている人達によって新婦がつぶされていた。
そして、狐の新郎新婦が神社の境内の豆まきの壇上に上がると、互いに向き合い、結婚の儀。
最初に両家が同意しているのか確認するためという掛け声が境内に響いた。
「コーン コーン コーン」
観客一同、爆笑の渦。しかも、その言う人は、「もうええんやな? コーンコーンコーン」とやる気のないように
いうもんで、いっそう笑いを誘った。
そして、その後、おはらいを行い、新郎新婦へのお酒の振る舞い、そして、結婚を確かめる握手だった。
周りからは、「指輪交換の代わりか」との声も。
そして、その後、待ちに待った豆まき。
といっても、豆が入った袋やなぜかカラーボールなどを投げていて、絶対数がとても少なく、
また、何度にも分けて(新郎新婦の部、神社関係者、OSKの人たち、、、など)豆をまくので、
なにか、毎回、中途半端に終わるような感じで、なにか、歯がゆさを感じた。
また、OSKのファンの掛け声が異色であり、ちょっと寒いものを感じた。
まぁ、この部だけでなく、30分ごとくらいに何度かやっていたようである。
●田村神社(大矢知地区)
ここでも、盛大に豆まきが行われる。1日に4回豆まきが行われ、
また、だるまなどがあたる福引なども。
ほかにも、書道展が開かれていて、朝明川についてなど、地元に関係する単語が題材になっていて、
また、その表彰式も、この日に境内で行われた。
車もとてもいっぱいで、狭い境内の中にたくさんの人が集まって豆まきを行っていたようである。
僕が行ったときには、残念ながら終わっていた。
昔は、豆だけでなく、餅も飛んできていて、たくさんとった覚えがあるが、今はどうなのだろうか??
ほかにも、この付近では、桑名郡多度町の多度大社などで毎回盛大に豆まきが行われている。 また、椿大社でも行われているはず。 なかなか、どうも、最近、不景気からか、まかれる豆も少なくなっていっているような感じも受けるが、 来年には、景気も回復して、豆も増えているのであろうか? というより、豆まきで不景気の鬼 を早く追い払ってもらいたいものである。