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三重県四日市市に古くから受け継がれている独特の方言
「四日市弁」を掲載します。
四日市弁は、近い名古屋より、大阪方面の言葉が混ざっているようです。
名古屋と四日市の間には、大きな河川(木曽・揖斐・長良川)があり、
それで、あまり人の行き来がなかったからでしょうね。
文化展望四日市ラソージュ(2005/3発行)・富洲原地区広報(2002/03発行)に、方言などについての文章を 寄稿させていただきました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。
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駄目なこと。「いかん」という言葉が変わったものか? 「そんなことしたら、あかへんわー」などと使う。
荒っぽい、荒々しい様子のこと。 「そんな荒けない使い方したら、だちあくに。(そんな荒っぽい使い方したら、壊れるよ) 」 というように使われたりする。
さわる、の意味。赤ちゃんなどが回っている扇風機など危険なものに触ろうとしたとき 「これ、いろっちゃダメ」などと怒られる。こんな使い方。 これも、普及率はかなり高く、普段、使われる。
うざい、うざったい、などと言うところもあるようだが、「しつこい・うっとおしい」の意味。 愛知の方でこれを言うところもあるようだが、四日市では、誰もが普通に使う言葉。
お風呂に水を入れてぬるめること。「水入れて、うめといて」という。 けっして、土で埋めるわけではないが、誰もが普通に使う言葉。
いい、のこと。「ええよ!」といえば、「いいですよ、OKだよ」と言う意味になる。 まぁ、これは、メジャーでしょう。
いい所の人、という意味。「あの人は、ええしの人だから・・・」などと使う。 が、あまり、最近では聞かない。
疲れた、だるいの意味。決して、自分は偉いの時とはぜんぜん違う。 これは、誰もが日常、発す言葉。
大変・すごくという意味。したの「むっちゃくちゃ」と同じ。 「えらい道こんどるなぁ(すごく道が混んでいるなぁ)」「えらいことしでかしたな(大変な事をしたな!)」などと使う。 よくこの言葉は使われる。
往生こく、ということで、死に際を見るほど、ひどい目にあった、 えらい目にあったという感じの意味。 言葉の普及率はけっこう高いが、使用率は低い。 若い人の間では聞かない。
おうちゃくいとか言ったりする。 とても元気のいいこと、悪く言えば、いたずら好きな感じの人のことを「おっちゃくい人」といったりします。 あと、「おっちゃくい運転する人やな〜」などと言う感じで使うときもあります。 「おうちゃくな」から来ています。
「おやまぁ」「ありゃー」って感じの感動詞です。 この言葉は、お年寄りの女性が、よく言葉にする感動詞ですから、 あまり、若者が、普段使う言葉ではありません。
なめてる、調子に乗っているという感じの意味。 また、はしゃいでいるということを「おだっている」というときもある。 「おだてる」から来ているのかもしれないが、 誰でもよく使い、知っており、特に腹が立った若者が「おだっとんな!」とよく使う。 どうも、仙台でもこの方言はあるらしい。
男の人、女の人のことを言う。「衆」の「しゅう」が「し」になったようで、 「おとこしゅ」と発音するところもあるようです。
「米をかす」と使い、米を、最初に水で洗うことの行為。 まさか、これが方言だとは思わなかったほど、日常で使う言葉。
不利益なものをやむを得ず負うことの意味。
カードをかするという。トランプやUNOなど、最初に「きる」が、その意味。 ここでは、普通、「そのカード、かすっといて」と誰もが使う言葉。
万引きをしたり、すりをすること。ただ、「ぎる」は関東でも使うという情報もあるが、 名古屋や三河でもよく聞くらしい。カッツンは、この万引きするという意味以外にも 中学のサブバックのことを「カッツンバッグ」と言っていたところもあるらしい。
「する」という上品ではない表現。「あほなことかましとんな(バカなことをするな)」などとつかう。 関西弁として、もう、世の中にメジャーになっているのでは?? ナインティナインなどが使っているのをよく耳にする。(ぐるナイのホームページなど)
ものがからからに干からびた様子で、「あ、カエルのかんぴんたんや」(かえるがひからびている)というように 使う。菰野方面で良く聞かれるらしいが、市内でも使われている。また、伊勢でも確認されている。
「がんばる」という意味。「お、きばって宿題やっとんな。(がんばって宿題をしているな。)」などと使う。 また、トイレ(大)のときにも使う。愛知でも使うらしい。けっこう広範囲かと思われる。
女の人がゴムなどで髪の毛をしばることを「髪をくくる」と使う。 これ、本当に方言なの?と思うくらい、普通に使います…。
「何してけつかる!」ってかんじで使う。単なる語尾として使っている。 同じ意味で「何してけつかんどんのじゃ!」という風にも言う。 あまり綺麗な言葉とは言わない。 四日市市内でもたしかによく耳にするが、鈴鹿や菰野でも言うらしい。
自転車の事。ちゃりんこ、ちゃりなどというが、 このあたりでは、日常、「けった」という。 ペダルをけったくることからくるのか? 十数年前にヤングマガジンで連載されていたマンガに 「けったマシーン」の語が出てきていたらしく、そこが発祥なのかもしれない。 特に若い人が使うが、普及率は高い。
変な、おかしなって感じの意味。 「けったいな人がその辺をうろついとるよ(怪しい人がそのあたりを歩いているよ)」などと使う。 普及率はとても高いし、まぁまぁの人が使う言葉。
はらがたつ、むかつくといった意味が入っているが、 もうすこし、因縁こもってそうな言葉で恐い。 「業が沸く」という、仏教用語(古語)から来たものか? あまりまわりで聞いた事ないが、若い人も結構言うらしい。
物を倒すという意味。「机をこかす(机を倒す)」などと使う。 これは、この付近の人、誰もが日常使う言葉で、方言と聞いてびっくりした。
尊敬語として使う。発音は、武士が使うような、「〜でござる」というイントネーションではなくて、
“ご”が一番高く、“ざ”“る”に行くにしたがって低くなる。
(使用例)先生が、明日ござる。/
3時ごろ、〇〇さんがござったよ。(…ござったは、ござるの過去形。)
員弁や菰野でも通用する。
靴や服などが、大きすぎる、「ぶかぶか」と言う時に、この言葉を使う。 まぁまぁ、日常的に使われる言葉。
かゆいことをいいます。「むっちゃ、背中が、こそばい(とても、背中がかゆい)」などと使います。 「こそぐったい」とも言います。脇腹をこそぐるとか当たり前に言いますけど。。。これは方言?? 脇腹をこそぐられたら「こら、こそぐったいやろー!」と怒ります。
おやつのことをさして言うそうです。ただ、若者などの間では、全く聞かれない言葉ですが、 お年寄りの方は、使うそうです。また、平成教育委員会(今はない)でも紹介されていたそうです。 でも、市内の子供が使っていました…。
ふつう、ささってというと、「明日・あさって・しあさって・ささって」と使う所が多いが、 四日市では、「あした・あさって・ささって・しあさって」と使う。 だから、標準語と四日市での「しあさって」は、一日ずれることとなるので、注意!
このどちらでいうのが多いか別れるが、「すのこ」という地域もあるらしいが、 学校の下駄箱の下にひいてある木の板の事である。 掃除のときは、この言葉を使うので、間違えないように。
食事を残さず食べきること。「これ、さらっといて」(これ[食べ物]、全部たいらげておいて)と 使い、誰もが、普段使う言葉。 「人をさらう」から来た言葉か?
「いらんことしぃー」などと言い、いらんことをする人の意味がある。 他にも、「ええかっこしー」などと使い、 『〜する人』という感じなのであろうか。 また、「ええし」というのも、ここから来ているのかもしれない。
日本全国で地区によって別れるようだが、自動車学校の略した言い方。 「自校」という地域も多いようだが、四日市付近では「車校」である。(新潟でも車校らしい) 名古屋の人も車校と言うらしいが、横の瀬戸の自動車学校は瀬自校という。 「車校」は、日常、自動車学校を知っている人は使う言葉。
汁物などの食べ物で、何か、身が足らない感じ、うすいような感じのときに言う。
いいところの家・お金持ちの家のことを指す。 「あの子んちは、しんしょよしやから、、、(あの子の家は、お金持ちだから)」などと使う。
体などがだるい、もうなにもしたくない、または、おなかいっぱいなどといった感じのときに使う。 「気ずつない」から来たものか? 普及率は、結構高いが、使う人は少なく、若い人の間では使わない。
溢れんばかりに入っているという意味。「風呂がぞろこしとる」などと使うそうです。
ねえねえ、ちょっと聞いてくださいよ、といった合いの手の言葉。 「そんなん、おまえ」とか、無意識に使う言葉で、別の地方の人から聞くと、 びっくりするらしいので注意しましょう!
「たいがいにせえ!」(いいかげんにしろ)というときに 誰もが使う、もしくは、知っている言葉。
めんどくさいから来たのか、いいかげんにやったこと。 「だだくさな絵を描いたな(いいかげんに絵を描いたな)」などと使う。 これは、日常、誰でも使うのが多い。
散らかっている様子のことを言い、「おまえの部屋だだらやなぁ」(おまえの部屋は 散らかっているなぁ)と使うそうです。 今のところ、四日市南部や、菰野町・員弁町などで使われていることを確認しています。 その付近では、日常に使われています。「だだくさ」と系統が同じなのかもしれません。
〜がすぎて飽きると言う意味で、早く言えば「疲れる」という意味でも 使われているらしい。 堪能する=十分満足するの意味からそういう意味に変わっていったようです。 あまりまわりで聞いたことはありません。
つねるの意味。指で、ほっぺたをちみぎる、という。 これは、日常誰でもが使う言葉。
「ちんちんのお湯」などと使い、とっても熱い時に使う言葉。 決して悪気はなく、誰もが日常使う言葉であるので、注意。
衣服を部屋の隅にまとめておくこと。
「ちゃんとつくねて置いときなさい!」などというが、標準語かもしれない。
菰野でも確認。割と年輩の方が多くつかう。
うずくまるの意味。割と年輩の方が多くつかう。
机をつると使う。机を持って移動する意味。 掃除などするときに、机を後ろに移動させるが、その時に、「ちゃんとつりなさい」などと使う。 「机つり当番」などもあるくらい、当たり前に使われている言葉。 ほかの地域の人は、つると言うので、魚つりを連想するらしい。僕達から見れば信じられない。
混んでいるという事。道路が渋滞しているときなどに、道がつんどる、という。 けっこう、誰もが発している言葉。
「たくさん・いっぱい」の意味で使われる。 「でーらい、ようけ、人おんなぁ」(とてもたくさん人がいるなぁ)などと使う。 名古屋では、「でら」である。
沈殿する、の意味。 理科の実験などで、砂糖がとごるなどというが、これも、ほかの地区は使わないと聞いて驚くほど 日常誰もが使う言葉。これを知らないと、理科の点数下がるかも。 ちなみに、多度町では「ともる」というらしい。愛知県でも通じません。 「こぞむ」という静岡県の地方もあるらしい。
「まったく、この子はどうにもならないなぁ」っていうのが、「どむならんなぁ」と なまったようです。「どもならん」という方言の進化バージョンでしょうか。 まぁ、耳にはしますが、若い人の間では、あまり聞かないです。
「そこ、トイレやにー」「今度、長島スパーランド行こにー」のように、 相手に親しみがあり、存在を示すor「〜しようよぉ」といったかんじの意味。 普通に誰もが語尾として使う。
「〜の近く」という意味。「そんなねき(にき)寄ってくと、あぶないに (そんな近くによると危ないよ)」などと使う。 また、端っこという意味もあるらしく、「こんな邪魔になるもん、ねき寄せといて。 (こんな邪魔になるものは、端に寄せておいてよ)」という風にも使うらしい。
あたたかい感じ。どちらか言うと、冬の日に太陽が射して来てあたたかい感じ。 水がぬくたいというのも使う。「ぬくとい」とも言う。
舌でなめるの意味で、「アイスの木の棒をねぶる」などと使う。 普及率はほぼ100%だが、使う人が多いとは言い切れない。(兵庫・姫路でも使うらしい)
やる気なさそうにだらりと寝転がる事を言う。 普及率は低いが、四日市で言われる方言。
「あほ(ばか)!」のこと。あほの[aho]の[h]が、前に付いて、[hao]になったのか? 四日市でも、北部の地区くらいでしか通じないが、 その地区(富洲原・富田)では、有名な言葉である。「はおか、おまえ!」と使う。
意味としては、首周りがちくちくすることをさし、
セーターなどがちくちく刺さるような時に言う言葉。
ただ、伊勢地方では、「よく動き回る」「うっとおしい」の意味としても使うらしい。
「残念だ」の意味。標準語の「はりあいがない」は「相手にするのは不足だ」の意味しかもたないらしい。 だから、期待していたけど、それを裏切られたときに使うことは、このあたりだけとのことだ。 これは、普通、誰でも使う言葉。
1時間の半分、30分のこと。若い世代では使わなくなってきているが、普及率は高い。 「小1時間」に匹敵する。他の地域では、伝わらない。
方眼紙のこと。 普及率は高いが、あまり若者や子供は使わない。
昼間のことをいうときに使う。「今日のひんなかは、寒かったなー」などと使う。
物を盗むこと。「これ、へくってきたカードやわ」(これは、盗んできたカードです)などと 使う。盗むというときも、拾ってくるという意味もあるような気がする。
雨などでぬれてしまったときのこと。「びしょびしょ」の意味。
普段から、「雨でふくがべたべたになった」と、誰でもが使う日常的言葉。
「『びしゃんこ』になる」という言い方も方言のようである。
学校が終わった後を、放課後というが、 授業の間の休み時間のことを「放課」というのは、このあたり(名古屋近辺)だけらしい。 特に、先生が使う言葉。
ごみをほる・ほかるというが、捨てるの意味。 当たり前に使うため、「今日のごみほり当番」というのが、どの学校でもあった。 ほかの地域で、ほる・ほかるを言わないと聞いて、ぶっ飛んだほど、 日常、誰もが使う言葉。
「無難だ」という意味だそうです。 「今日は、雨が降りそうだから、傘を持っていった方が、またいよ。」 などと使ったりするそうです。
準備をすること。ごくフツーに聞くが、若者の間では言われるのはほとんどない。 年配の方がよく使う。愛知県でも通じます。伊賀では「まわり」という。
つぶれて中身が飛び出るときの表現。 「そんなにみかんをいじりたくると、みじゃけるぞ」 (そんなにみかんを触っていると、つぶれて中身が出るぞ)という風に、使う。 「むじゃける」「ひしゃける」とも言う。 あまり最近は聞いたことがないが、四日市近辺の市町村などで使っているらしい。
ひもが勝手に結ばれること。「あれ?これ、まだむすばっとるやん(これ、まだ結び目が取れてないよ)」 といった感じで使う。
すごく、VERYの意味。 日常誰もが使う言葉。
めそめそ泣く、ということ。「そんなにめめるなよー」と言う感じで使う。男の人が女っぽく泣く?ってことかな?
「もうはい宿題ができた」と言う風に使い、「もう早々と」の意味を持つ。
たくさん、いっぱい、の意味。「ようけパソコン売っとるなぁ。(たくさんパソコンを売っているなぁ)」などと使う。 日常よく使われる言葉。(ようけ・ぎょーさんは、姫路でも使うらしい)
いたずら・軽い悪事をすることを「わやく」というらしい。 このあたりでしか聞かない言葉だが、あまり聞かない。 でも、使う人は、日常のように使っている。愛知では通じない。 「わやくちゃ」といっている地区もあるそうです。でも標準語。
これは、四日市の西の三重郡菰野町の方言だそうだ。 「泳ぐ」ことをいうらしい。「あびに行こう!」(泳ぎに行こう!)と使うらしい。 泳ぐのは、シャワーを浴びるのと同じような感覚なのかな??
「気取っている」「かっこつけている」のことを言うらしい。 四日市では聞いたことがない。 でも、普段は、そこまで連発することもなく、使っている人は、あまりいないとのことです。
「すみ(隅)」という意味。「畑のくろ(畑の隅)」とかと使うらしい。 菰野や員弁など、三重県の北西部ではよく使う言葉のようだが、 あまり四日市市内では聞かない…。発祥は、藤原や、岐阜県の南西部のほうか?? 愛知県東海市では、「ぐろ」と言うらしい。
竹の熊手のこと。学校の掃除で、外を掃いたりするときに、落ち葉などを集めるもの。 四日市市内では、ほとんど聞いた覚えがない。
「水がしゅんできた」とか使い、「しみてきた」というような意味を持つ。 例えば、溝にはまって靴の中に水がしみ込んできた時に「しゅんできた」とかいうようです。
これは、四日市の南の三重郡楠町だけで通じる方言で、
ドブや水溜まりなどにはまる事をこのようにいうらしい。
楠町では、日常使う言葉。
石川県のほうでも、雪で埋まって見えない溝などにはまることを、「ごぼる」と言うそうです。
これも、どうも、三重郡楠町だけで通じる方言なのか、 「ミスる」「間違える」の意味で使われるようです。
みなさん、たくさんのご投稿、ありがとうございました!!
やっぱり、業間マラソンは存在していた!?
→「放課」をあなたはいいますか?
公開質問の結果です。ご協力ありがとうございました。
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